2月末、娘は4歳になりました。
今年はよりによって、夫はこの時期に海外出張へ。
娘の誕生日は海の向こうにいました、NY。
(しかも、夫は時差の計算を間違ったのか、朝の4時に「Happy Birthday」とコールしてきて・・・。娘にとっては嬉しいよりえらい迷惑・呆)
というわけで。
娘の誕生日は、私にとっては師匠でもある大好きなお友達が一緒に過ごしてくれました。
おかげで娘は楽しい誕生日を過ごせました、みんなありがとう![]()

話は変わりますが。
娘にとって誕生日といえばなぜか「piñata ピニャタ」。
ピニャタはメキシコなどラテン語圏ではパーティや子どもたちの誕生日になると登場するという、お菓子が詰まった人形飾りのようなものです。
(ピニャタ本来の意味は、素焼きの鍋のことだそう)
ジェシー・ファミリーの誕生会ではピニャタは必ず登場するのですが、とにかく子どもたちの盛り上がり具合がすごいです。
こちらは手工芸がすごく上手な友人(本職は医師)がつくったFrozenのオラフ・ピニャタ
子どもたちが順番にピニャタを叩いて・・・
こぼれ出たお菓子に群がるキッズ
争奪戦、激しい動きで写真ブレてます
娘からのしつこくて熱い要望にこたえるべく、生まれてはじめてピニャタを作りました。
作り方は友人に聞いたり調べたり、試行錯誤。
土台は膨らませた風船に、新聞紙などを小麦粉に水を加えて練ったもので貼りつけます。
大き目のサイズを作りたいならビーチボールがいいよ、と教えてもらいビーチボールで作ってみたら・・・デカ過ぎ。
娘のお腹よりデカイ!
ようやく。
新聞紙を張っては乾かし、また貼って・・・を数回繰り返して、土台は完成。
仕上げに、新聞の文字が透けないように半紙を障子のりで貼り付けました。
土台が完全に乾いたら、ビーチボールの空気を抜いて取り出すのですが、取り出すことを計算に入れなかったので穴が小さすぎて出すのに一苦労でした。
この点、風船だとパチン☆と割ればいいので簡単そうです。
次回は風船で作ろうと思い・・・・・、いや当分ピニャタは作りたくない(^^;
ちなみに。
本来のピニャタは、円形の土台の周りに7つの三角コーンをつけた星型をしているそうです。

←こんな感じらしい(画像はウィキペディアより)
このトゲ(三角コーン部分)は“7つの大罪(Seven deadly sins)”を指し、ピニャタをぶっ叩く=壊すことで罪を消滅させるという意味があるのだそう。
というようなことを、↑のオラフ・ピニャタを作ったフィリピン人の友人が教えてくれました。
もともとは宗教的な意味合いの深いものだったのですね、ピニャタ。
こちらがようやく完成した娘のピニャタ。
彼女の希望でアングリー・バードです(遠めに見てほしい仕上がり具合・・・)
表と裏
最初、作れるかどうかはさておき、娘が好きなキャラクター(Peppa PigやFrozenのエルサ、アンパンマンとか)を提案したところ、
娘「え~、ママ。ペパピグやアンパンマンは悪いことしていないのに、叩いたらかわいそうよぉ~!」
と叱られ・・・うっ、ごもっとも。
じゃあバイキンマンは?と聞くと、
娘「バイキンマンはジャパンのだから(日本のアニメキャラだから)、知らないおともだちいるかも。ママ、やっぱりみんなが知ってるのにしないとよ、ねぇ!」
と、これまた軽く叱られました。
いや、4歳にもなるとしっかりしたものです。
しかもかなり的を得た指摘☆
うっかりしたこと言えません。。。
そして。
ピニャタの出番☆
結果がこちら↓
容赦なし、めった打ち☆
でも娘の嬉しそうな顔が見れたので、作った甲斐がありました。
☆おまけ☆
私はちまちまと手作りしましたが、ピニャタはプラザシンガプーラのSPOTLIGHTにも売っています。
こちらは紐を引っ張るタイプ。値段は$35-45くらい
お菓子を詰めるだけのほぼ完成品から、手作りコーナーにはヒラヒラ飾り用のフラワーペーパー、接着ボンドもあります。
フラワーペーパーは、切り込みカット入りの貼り付けるだけというものまでありました。
子どもがいなかったらたぶん、私はピニャタを作るどころかその存在すら知らずに一生を終えたと思います。
そういう意味では、娘の成長とともにいろいろな経験させてもらってます、ありがたい。