3ヶ月振りの更新です。
タイトルの通り、シンガポールで自動車運転免許を所得しました
正しくは試験(TP)に合格し、免許の郵送を待っているところです。
△のプレートは「Provation Plate」 、シンガポールの若葉マーク
運転免許を取ろう!と重い腰をあげるに至った一番の理由は娘の送迎&移動です。
シンガポールに移住したときは赤ちゃんだった娘も4歳+、来年5歳になります。
彼女の行動範囲の拡大に加えて、私も含めて最近移動する時間帯の幅もどんどん広がり、毎度タクシーを利用するより車があれば便利かも・・・と遅ればせながら気づいたという訳でして。
そして。
シンガポール在住の日本人の方は、日本の自動車運転免許を切り替えるのがほとんどかと思いますが、私の場合は切り替えではなく「一から」の取得。
アラフォーになっての決断、遅ればせながらというか、けっこうなチャレンジでした。
免許取得までの期間ですが、私の場合は入校から最後の試験(TP)に合格するまでちょうど6か月かかりました。
※入校前に問い合わせた時に「運転免許取得に必要な3つの試験(BTT、FTT、TP)はそれぞれ2か月半前後の待機があるので、取得までに少なくとも7~9ヶ月ほどかかります」と聞きました。
シンガポールには合宿免許のようなものはなく、取得に要する期間は日本より少し長くかかるようです。
私はタイミングや混雑具合に恵まれたのか、それぞれの試験の待機期間が3週間~1ヶ月強でした。
運も良かったのだと思います。
話を戻まして。
自動車学校に入校を決めてたら、「鉄は熱いうちに打て」と早速、教習所をリサーチ。
シンガポールには3つほど自動車教習所があるようですが(サーキットコースがある教習所)、私はWoodlandにあるSingapore Safety Driving School (SSDC)にしました。
ここ
自宅から近いとはいえない距離ではありましたが、SSDCの最寄り駅のAdmiralty(MRT NSライン)から駅⇔SSDC間のシャトルバスが出ています。
片道1時間強、さほど苦痛ではなかったです。
シンガポールの自動車免許はBasic Theory Test(BTT)、Final Theory Test(FTT)、Traffic Police Test(TP)という3つの警察試験に合格が必須。
BTTとFTTは英語、中国語、マレー語、タミル語の中から選択できます。
私は否応なく英語。
免許取得までの大まかな流れは、
①入校手続き
②Theory Lessonの受講またはE-Learningで学習
③Basic Theory Test(BTT)の仮試験を受ける
④BTTの仮試験パス→BTTの本試験の予約ができる
⑤BTT受験
⑥BTTに合格→仮免(Provisional Driving Licence)が発行され、運転練習(Practical Lesson)の受講が可能となる
⑦Practical Lessonと並行してFinal Theory Test(FTT)の準備、FTT仮試験を受ける
⑧FTTの仮試験パス→FTTの本試験の予約ができる
⑨FTT受験
⑩FTTに合格し、技能講習の課程30項目をすべてクリアしたら路上試験(Traffic Police Test=TP)の受験資格がもらえる
⑪TPに合格→晴れて免許所得!![]()

3階のカウンター
入校と同時にもらったブックレット
入港手続きをすると3階の受付でHighway Code教本(2冊)がもらえました。
ぱらぱらっとめくっただけで一瞬気が遠くなりましたが(このあたりが私のダメさ加減)、「今日の私が一番若い、先延ばしにしたってさらにトシを取るだけ」と、日々自分に喝を入れながら、何より車に乗ることをものすごく楽しみにしている娘の励ましというか、プレッシャー?に背中を押されつつ。
入校してまず最初に超えなければならないヤマはBTT。
タッチパネルで試験の練習ができるルーム
BTT、FTTどちらもタッチパネル式です。
※BTTの練習バージョンのみ、問題文の日本語翻が可能。
ただ、機械翻訳のような感じで逆にわかりにくいので利用しませんでした。
BTT、FTTは問題集も販売されています。
この冊子と、教習所のタッチパネルの問題を何度か解いたら(これ重要でした)、さほど難しくはないかと思います。
本試験はこの練習問題とほぼ同じような問題が出題されるので、時間を見つけて通って練習しました。
問題はTP・・・最後の実技試験。
インターネットで「TP test」「Pass」 「Tip」 などの単語を入れて検索すると、いろいろな体験談や書き込みがヒットしました。
けっこう2回目で合格という書き込みが多く、
・試験日に雨が降って視界がよく見えなくて停止線を踏んでしまった(シンガポールの雨は突然で激しい・・・
)

・カーブに乗り上げた(乗り上げはFailed Immediately![]()
![]()
)



・赤信号で停止の準備をしたらいきなり車線変更してきた車が前に割り込んできて、イエローボックス内で止まってしまい試験に落ちた。もうそこから教習所に戻る時涙目だった・・・。
などなど
こういった書き込みもとても参考になりました。
かくいう私も1回目落ちました。サーキットコースのクランクでまさかのカーブに乗り上げ・・・。
おかげで目が覚めたというか反省したというか、サーキットの攻略が大事だと学びました。
運よく再試験(2回目)を1週間後に予約できたので、ほぼ毎日レビジョンに通いました。
試験の待合室。
手に汗かいてました・・・![]()

TPに合格したらここで免許発行の手続き
シンガポールで自動車免許を取得しようとしている人たちへ。
練習と学習、忍耐があれば免許取得できます。私のようなアラフォーおばさんでも取得できました
どうかどうか、あきらめないでくださいね![]()

☆補足☆
夫もインドの自動車免許をシンガポールのものに切り替えしましたが、日本の免許証と同じくBTT合格だけで切り替えられました。
試験官に袖の下で渡して試験パスしたとか、1回も練習せずにこれまたお金の力で免許取ったよなんていう人がゴロゴロいるインドの免許なのに。。。BTTだけで切り替えOKなのね。
ちなみに。BTTではクラクションを鳴らすのは相手が危ないとか「警告で鳴らす」という問題がありましたが、インドでは「今から通るよ、さぁみんなよけて、避けて!」という自分アピールでパッパー!と鳴らしてますが。
どなたかも言っていましたが、インドでは「交差点はクラクション鳴らしながら突進」が一般的です。
夫がプライベート・レッスンで運転レビジョン受けてましたが、「見かけによらず運転荒っぽいねぇ
」と言われたそうです。。。
