先週は南インドの収穫祭・ポンガル祭(Pongal、別名マカラ・サンクランティ )と、東南アジアのタミル・コミュニティ限定の苦行祭(?)・タイプーサムと、2つの祭事が立て続けにありました。
友人のインド系シンガポー4リアン・マダム(去年もタイプーサムに誘ってくれた人)が、「今年はもうひとりの甥が参加するの。みんな○○(うちの娘)と一緒にお祝いしたいって誘ってるんだけど・・・スクールがあるよねぇ、ダメかなぁ」と声をかけてくれました。
☆去年のタイプーサム記事
マダム・ファミリーがドービーゴートのあたりを通過する時にマダムがSMSしてくれたので、待ち合わせて挨拶できましたが、なにぶん今年のタイプーサムは平日でしかも金曜日(去年は土曜日だった)。
私自身もお稽古事があったため、今年は一緒に行脚できませんでした(涙)。
去年のタイプーサムでは、マダムの甥(Sさん)が胸と背中に槍を刺して、それを支える重いやぐら(Void deck)を担いでヒーヒー
しながらも耐え抜いてましたが、今年はそのSさんを道中ずっと「つらくない、痛くない、何も考えるな!歩き続けろ~!」と、丹下段平(@明日のジョー)ばりにSさんを熱く励ましていたその実弟(Tさん)が苦行者。

しかもね、Tさん、タイプーサムの1月17日は何と誕生日ですって。もう聞いてびっくり。
タイプーサムが誕生日で、そのお祝いというかメモリアル(?)で苦行するって・・・。すごいわ、これこそがタミル人のヒンドゥー魂ということかしら。
これは去年のタイプーサムの写真。Tさんの勇姿、撮り損ねました・・・残念
こちらは私たちの頼れるベビーシッター、ジェシー・ファミリーのタイプーサム
↑の男性はジェシーの妹さんのご主人様です。
(関係ないですが、ジェシーの妹さんはすごい美人。さらにその16歳になる息子さんは超イケメン)
針を刺すときはやっぱり痛いそうです・・・そうですよねぇ![]()

もうひとつ。
タイプーサムと同じ週にあったポンガル祭。
今年もリトルインディアのアーケードに仮設の牛小屋&お洒落した牛たちがお披露目されていました。
アーケード内。これは1月15日の様子
予想通り、娘は「うし~
、うしさんがいるねぇ~。あ、ヤギさんもいるよ!」と大興奮!

挙句に牛を囲っている柵が邪魔
だとまで言い出すし・・・あ、あのねぇ![]()


さらに。
同じく牛を見物に来た優しい(?)インド人の方々が「あっちに柵の隙間があるから入れるよ~」と余計なこと言って娘を扇動(?)してくれました。
柵の意味なんて全然ない!さすがインド系(笑)
娘もちゃっかり柵の中に入ってるし!
そして、インド系の子どもたちに混じってヤギに無理やり餌づけする娘。
彼女は年末休み中、ほぼ毎日!シンガポール動物園で餌やり体験をしていたので、食べさせ方もなかなか上手でした。
偉そうに、よそのインド系の男の子にまで「Now! Feed!」とか指導してました(笑)
「ヤギさん、よしよししたい!」と、ヤギをなでる娘
15日は無料の炊き出し(プラサード。プラサードは神様からのいただきものの意味)や、ステージでインド舞踊のショーもあったので、狭いアーケードは恐ろしいほど混雑。
プラサードのコーナーはものすごい長い列ができていました。
娘はプラサードが何かは分かっていないものの、「きっと美味しいものね
」と察知したのか、「たべてみた~い」と大騒ぎ。

とりあえず列に並んだものの、20分過ぎたところで限界だったのか「おそいのよ~つかれたのよ~」と愚図って泣きべそかきはじめました。あぁ・・・![]()

駄々こねて騒ぐ娘をなだめながら「すみません、ペコペコ(私ってホント日本人)」と小さくなってる私を、列に並ぶインド系の人たちは誰ひとり責めることもなく娘を一緒になだめてくれたり、しかも先にプラサードをもらったインド系のお兄さんが娘に譲ってくれたり。
そのお兄さん(推定20代中盤~後半)の「うちの娘もね、おんなじ、セイム・笑」という言葉に思わずほろり。。。
そんな今年のポンガル祭でした。