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Channel: マハラニの雑記 Notebook of Indian wife
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バンガロール・メトロ体験

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正味5日間のバンガロール訪問中、2011年にやっとしかもまだ一部だけ開通のバンガロール・メトロに乗ってみました。
 
 
私がインドに引っ越した2008年にはもう工事が始まっていて「来年完成の予定」と言われて待ち遠しく思っていた、バンガロール・メトロ。
 
 
工事現場の様子を横目で見ながら「いや、あと3年はかかりそうな気が・・・、こりゃ完成は5年後かなぁ」と予想していたのが遠い昔のことのように思える2014年の現在、あの時から5年以上過ぎましたが、まだ一部開通です。
 
 
イメージ 1
 
 
バンガロール・メトロのルートマップ
 
イメージ 2
 
↑の実線で結ばれている部分(ピンクラインの右部分)が現時点で開通している区間、点線はまだ工事中。
ほとんど点線です(笑) 
※この看板では点線で表示されてますが、緑ライン(Reach-3)の数駅間も開通してます。
 
 
 
 
 
 
娘に「インドのメトロ乗ってみる?」と聞くとうんうん、乗るよ!と二つ返事、そして
 
娘「うしものってるの?ドッグ(犬)もいる?
 
 
・・・・。
 
 
路上を牛が歩いている光景が日常なインドだけど、さすがに牛は電車に乗れないのよ
 
 
牛がカフェに並んでたりするけどね(冗談)
 
イメージ 16
 
 
 
 
 
 
 
 
で、メトロ。
 
MGロードでちょっとぶらぶら、買い物をして駅前に着いたところで・・・あれ?どうやって反対側に渡るの?
横断歩道どこ??
 
 
駅の外観から、ちょうど駅入口の向かいにあるビルの1階(地上から数えて2階部分。インドでは1階がグランドフロア、2階を1階と呼びます、ややこしい・・・)がMGロード駅と直結するらしいのですが、まだ工事中らしく通れないそもそもビルは入口すら分からない工事の進捗状況。。。
あぁ・・・
 
 
直結してない高架歩道。どうしてこう、インドは人をがっかりさせるのが上手いのか・・・
 
イメージ 19
 
 
 
結局。
歩道を交差点まで戻って駅側に渡りましたが、このあたりから夫と「う~ん、こんなまだ駅に入ってもないのに手間取ってるんだから、この後も何か絶対イラッとしそうなことあるよねぇ。。。。でも、怒ったら負け。すぅ、はぁ(深呼吸してみた)」
 
 
MGロードの交差点
なぜか歩行者用信号がずっと赤のままだし・・・
 
イメージ 15
 
 
 
 
 
 
 
 
ようやく。
メトロのMGロード駅入口前に到着。
 
中に入ってチケット売り場へ・・・と思ったら、駅員「ちょっと待って。ボディチェックよ。あ、荷物はここね」
 
 
駅員が指差したところには・・・あれってX線検査装置?
 
メトロに乗る人は全員、手荷物検査とボディチェックが必須です。
 
 
空港ではありません、メトロの駅です。念のため
 
イメージ 3
 
 
 急いでる時には迷惑というか、うざいことこのうえないだろう防犯設備。
今はメトロの全線&全駅開通していないのでさほど混んでないようですが、朝夕の通勤・帰宅ラッシュ時は大混雑、電車も遅れてダイヤも乱れそう。。。
 
バンガロール・メトロ、そうそう気軽に乗れないもののようです。
 
まぁ、インドはテロで列車が爆破された事件(ムンバイの多発テロ事件)が起こってるし、テロは身近な脅威で乗客チェックに慎重になるのは理解できますが、メトロへの親近感はかなりダウン。
 
 
 
 
 
 
そして。
こちらがメトロの・・・え?
これが乗車券、チケット(Token)
 
イメージ 4
 
 
乗車時にこのコイン型チケットを改札パネルにタッチ(乗車中は所持)、降車駅の改札で回収するというシステム。
 
イメージ 20
 
 
他にもNamma Metro Travel Cardsというメトロカードもあるそう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
改札付近に置かれた乗車方法の案内
 
イメージ 5
 
 
ちなみにこのコイン型チケット(Token)、形だけみたらダ○ソーあたりでも売ってそうなおもちゃの偽コインのようですが、紛失すると200ルピーの罰金だそうです!
 
 
 
 
 
MGード駅のホーム
 
イメージ 6
 
 
 
車体はピンク
 
イメージ 7
 
 
 
車内。意外にもけっこう、今のところ清潔です
 
イメージ 8
 
 
 
電光掲示板は英語と地元カルナタカ州の公用語のカンナダ語(カナラ語)、ヒンディー語で表示
 
イメージ 9
 
 
 
車窓から見えたインドの家々
 
イメージ 10
 
 
 
 
 
 
 
 
メトロって名乗ってますが、現在開通しているReach 1線のMGロード駅~ベイヤパナハリ(Baiyappanahalli)駅間はほぼ高架線、地上を走ってました。
 
 
終点のベイヤパナハリ駅からの眺め
 
イメージ 11
   
駅周辺は今のところ、何もなさそうです。
 
 
 
 
 
そして。
すべての駅で降りたわけではないのですが、どうも駅は乗車側の改札と降車側が完全に分かれている感じです。
 
イメージ 12
 
 
改札同士の距離は30~50メートルくらいですが、乗車と降車のお客の処理はそれぞれ別の係員が担当。
 
まぁ、乗車時に手荷物検査やボディチェックがあるのでおのずとそうなるのかもしれませんが、こういう担当業務を細分化するのはインドならではだなぁと思いました。
 
 
 
 
 
この時まではチケットには驚いたけど電車の到着時間も時刻表通りだし、駅も電車も新しくて悪くないよね~♪と楽しんでました。
 
 
問題はこの後。
 
 
夫がトイレに行きたいと言い、でも「トイレってどこにあるの?」と降車ホームで駅員に尋ねると「トイレは外。改札を出て」。
 
改札を出て構内を見渡しても、トイレらしいものは・・・ない。
 
イメージ 13
 
トイレどころかお店もなかったけど(笑)
 
 
 
 
 
 
チケット売り場で聞くと今度は「トイレは改札の中だよ」 
 
は?
 
イメージ 14
 
 
今改札を出てきたと言うと「あぁ、トイレは乗車口の改札側から入らないと」
 
 
 
 
 
このあたりでいや~な予感。。。
 
 
 
 
 
チケットを買って、乗車ホーム改札口付近にいる駅員に尋ねると「トイレはホームの中。まず改札を通ってください」
 
コンコース 階段の先がホーム
 
イメージ 18
 
 
イメージ 17
 
 
 
家族3人改札をくぐると、駅員「トイレに行きたい人は何人?」
 
夫だけだと言うと、駅員「ひとりね。はい、2ルピーね(クレクレ)
※1ルピー=100パイサ
 
 
 
 
トイレ有料!?
(安いけど)お金取るんだ、さすがインド。
 
 
 
 
 
 
さらに。
トイレに行かない私と娘に駅員(おばさん)、「あなたたちは一緒に行ってはダメよ。ここ、改札の前で待っていなさいね」という指示付き。
 
 
金払わないでお○っこすると疑われたのかしら?
2ルピーをちょろまかそうとしてると?
そんなわけあるかーーーーーーーーーい!(怒)
 
 
 
 
 
 
しかも。
夫がトイレから戻ってくるまでにかかった時間、13分(排泄したのは「小」の方だけ)。
戻ってきた夫、なぜか息切らしてるし・・・・、どうしたの?
 
 
夫「ト、トイレ・・・遠い~!場所はホームの端っこだよ。しかも従業員用のトイレ、お客用じゃないよ、あれ」
 
 
 
もしかしたらこの終点のベイヤパナハリ駅だけなのかもしれませんが、バンガロール・メトロの駅では客がトイレを利用することは想定外のことなんでしょうか?
 
 
 
 
気分やお腹の調子が悪くなったらどうするんだろう?
体調不良なのにホームの端まで走れませんよね。
子どもや赤ちゃんを連れた人は?
 
 
 
 
 
 
そもそも公共機関の駅に乗客用のトイレがないっていう構造、おかしくないですか?
 
 
 
 
 
 
 
せっかく初☆バンガロール・メトロ体験でしたが、清潔な車内云々よりまず「トイレがなかったの・・・」が真っ先に思い浮かんでしまってます。
 
娘までもがメトロどうだった?速かった?って聞かれたのに「ダディがね、トイレとおくにあって、はしって、つかれたんだって~」なんてばっかり言ってました(笑)

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